健康な状態をキープするための取り組み
将来入れ歯にならないためにも、予防習慣の定着を
初期のむし歯は、自覚症状がありません。
この頃に治療をしないと歯に穴が開いて痛みが出ます。痛みが出るとむし歯を削って詰め物・被せ物をしますが、そこから再びむし歯になるケースが多く、神経の除去が必要になります。
神経を除去した歯は栄養が行き渡らなくなり、いよいよ抜歯→入れ歯となってしまいます。
我々の役割としては、むし歯の早期発見はもちろん、むし歯になる前からの予防処置です。
一度削ってしまった歯は元に戻りません。歯科治療とは再生ではなく修復だからです。
我々に「健康な状態をキープするお手伝い」をさせて下さい。
プロフェッショナルケアとセルフケアを
歯とお口の健康を守るためには、プロフェッショナルケア(歯医者でのケア)とセルフケア(ご自身で日々行うケア)が重要です。
セルフケアのみで汚れを完全に落とすことができませんので、定期的に歯医者で汚れ除去(クリーニング)と検診を受けましょう。
定期検診・クリーニングは一般的に3ヶ月に1回が推奨されていますが、当院では患者さんの口腔内環境に合わせて提案いたします。
当院で行う予防処置(メンテナンスで行うこと)
口腔内検診
歯や歯茎の状態をチェックし、むし歯・歯周病の有無や進行度合いをチェックします。
前回の来院からどう変化したか、また異常はないか確認することで、健康なお口の維持につながります。
歯の定期検診ですが、予防先進国では90%の受診率というデータがありますが、日本はまだ10%未満です。
当院では積極的に検診を推奨しております。
クリーニング(PMTC・スケーリング)
むし歯や歯周病の原因は主に歯垢・歯石です。
歯の表面はもちろん、歯間や歯の裏、歯と歯肉の間に溜まった汚れを専用機械にて除去します。
また歯石(歯垢が固まったもの)はスケーラーと呼ばれる器具でも取り除きます。
クリーニングは保険診療で行え、歯がツルツルになるのでとても好評です。
セルフケア指導
ご自宅でのセルフケア(歯磨きやフロス)はとても重要です。
仮に3ヶ月に1回定期検診やクリーニングに来ても、その数は年に4回です。つまりセルフケアのスキルが予防の可否を左右します。
当院では患者さんのセルフケア力をアップするため、歯科衛生士が口腔内に合わせたアドバイスをします。
歯並びやお口の大きさに合わせた磨き方やケア商品の選び方、食事のアドバイスをします。
ときには顕微鏡で患者さんの口腔内の細菌を見ていただき、モチベーションを上げていただくこともあります。
定期検診・クリーニングを忘れないために
決められたペースで検診・クリーニングを受けたいけど、忘れしまう方もいらっしゃいます。
そこで当院では次回の検診・クリーニング案内の葉書を、患者さんご自身にて作成いただきます。宛先をご自身で記入し、あとは次回の来院時期に合わせてこちらから郵送します。
自分の字で書かれた葉書がご自宅に届くので、うっかり忘れてしまいがちな検診・クリーニングを思い出していただく効果があります。